九段理江さんが2024年の芥川賞を受賞されました。
受賞会見では、生成AIを使用している旨の発言がありました。
そんな今話題の人、九段理江さんの学歴やプロフィール、作品にAI使用の有無について見ていきます。
九段理江(くだんりえ)さんのプロフィール
誕生 | 1990年9月27日(33歳) 日本・埼玉県浦和市(現・さいたま市) |
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職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
活動期間 | 2021年 – |
ジャンル | 小説 |
主な受賞歴 | 文學界新人賞(2021年) 芸術選奨新人賞(2023年) 野間文芸新人賞(2023年) 芥川龍之介賞(2024年) |
デビュー作 | 「悪い音楽」(2021年) |
株式会社北國新聞社が発行する地方紙によると、石川県金沢市の国際ビジネス専門学院の非常勤講師や古書店・オヨヨ書林のアルバイトなどをされていたそうです。
国際ビジネス専門学院とは9校13学科にもなる総合教育機関です。
主に金沢や福井などに校舎を構えています。
学科にはホテル・ブライダル総合学科、ペット総合学科など様々なものがあります。
九段理江さんが何の講師をしていたのかは調べた限り判明しませんでした。
小説家先行のような学科は確認できなかったため、小説に全く関係ない異業種の講師をしていたのかもしてません。
オヨヨ書林とは石川県金沢市に複数店舗ある古書店です。
古書店でアルバイトなんてまさに作家さんという感じですよね。
もし近所の古書店に九段理江さんが働いていたら、お綺麗で知的な雰囲気に惹かれて通ってしまいそうですね。
出身大学はどこ?
様々な新聞記事、サイト、SNSなどを調べてみましたが、現状出身大学はおろか、出身の中高の情報もありませんでした。
埼玉県浦和市生まれで、金沢の古書店や大学の講師をされていたとなると、可能性としては埼玉県の大学か石川県の大学の可能性が高いです。
参考程度ですが、埼玉県と石川県の国立大学と偏差値をまとめてみました。
※最も偏差値が高い学部に合わせて作成しました。
<偏差値> | <大学名> |
71 | 金沢大学 |
55 | 公立小松大学 |
54 | 石川県立看護大学 |
<偏差値> | <大学名> |
62 | 埼玉大学 |
55 | 埼玉県立大学 |
埼玉県で生まれ育ち、大学進学などのタイミングで石川県で一人暮らしを始め、そのまま石川県で就職したという流れはあり得そうだと思います。その場合は石川の大学になりますよね。
出身大学については判明次第追記させていただきます。
受賞作品にAIを使用していた?
始めに、第170回芥川賞受賞作品は九段理江さんの『東京都同情塔』という作品です。
『東京都同情塔』のあらすじは以下の通りです。
ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名は、仕事と信条の乖離に苦悩しながら、パワフルに未来を追求する。ゆるふわな言葉と実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。
新潮社ホームページより
九段理江さんは『東京都同情塔』の受賞会見で、文章生成AIを使用し、全体の5%くらいに関しては生成AIそのままの文章を使用している旨の発言をされています。
生成AIを使用していたことに対して賛否両論が巻き起こっています。
まずは否定的な意見から見ていきます。
信じられない…生成した文章が他者の著作物からのコピペであった場合どう責任を取るのか。選考段階でも生成AI使ってたこと公表してたのかな…。倫理的にまずいでしょ。
— 蓮見セイ@non-binary (@sei_astrology) January 17, 2024
芥川賞・九段理江さん 受賞作はチャットGPT駆使「5%くらい文章そのまま」「うまく利用しながら」https://t.co/ATWS6MDghM
芥川賞の九段理江さん、「全体の5%くらいは生成AIの文章を使っている」って、それアリなんだ!?
— 麿山 (@maroyamat) January 18, 2024
全部自分の脳みそ使って捻り出した文でないと文壇は認めないのかと思ってたけど。
少なくとも、学術論文ならありえない話。
コレで芥川賞獲れるなら、小説界隈では生成AIどんどん使われていきそう。
芥川賞・九段理江さん 受賞作はチャットGPT駆使「5%くらい文章そのまま」
— せっき時代 (@sekki_jidai) January 18, 2024
文章そのまま使ったのが5%で、95%は参考にしたり言葉変えたりしてる…つまり100%使ってるってことだよね。しかしこの九段さんもよくこれ出せたよなぁ、しかも受賞までしちゃって。文学賞もAIの餌食になる時代か。
文章生成AIを使用して芥川賞を取ったことに対するネガティブな意見が目立つと感じました。
続いて肯定的な意見を見ていきます。
芥川賞受賞の九段理江さん
— さとやす社長 (@OM5DAqhDpbrGjLi) January 17, 2024
「AIをこれからも利用しながら、かつ利用しながらも自分の創造性を発揮できるように、うまく付き合っていきたい」
そう、AIは主役ではなく、あくまで超優秀なパートナーでありアシスタント。
おそれることなく、どんどん使っていこう! pic.twitter.com/yLiJ0RBFGi
さすがに生成AIを用いた小説が芥川賞獲るのは10年後くらいだと思ってました。いつか自分がAI利用小説で獲ろうと思っていたので悔しいですが、小説執筆におけるAI利用において歴史的な一歩であり、非常にうれしいです。九段理江さん、おめでとうございます! https://t.co/6tyEC04PCS
— 葦沢かもめ (@AshizawaKamome) January 17, 2024
作品中のAI が語る言葉をAIを使って作るという使い方は正しいと思いました。AIに小説書かせて賞取ってズルいorAIは人間超えた最高!的な勘違いして拡散してる方が多いのでビックリ。
— たらはかに (田原にか) (@tarahakani) January 18, 2024
https://t.co/eYOqQho0bl
生成AIを受け入れて、活用を促すような意見が印象的ですね。
今回の文章生成AIの使用の是非ですが、どのように文章生成AIを使用したのか具体的な部分ががわからない以上判断のしようがないかなとも思います。
言葉尻だけ取ると、AI使って芥川賞を受賞したと思えなくもないので、日本語って難しいですね。
まとめ
今回は、九段理江さんのプロフィール、出身大学、受賞作品、文章生成AIの是非についてまとめました、
追加の情報や、九段理江さんの別の記事も書いていきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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